LISTENING MASTER TEACHING TIPS

伊藤先生by 伊藤 裕美子

For beginners

○聞き取りの集中力を高める工夫

→学生に、CDを1回だけ流すので、どんな状況で、どんな人々が出て来て、どんなやり取りをしてるのか注意して聞くように促します。

→聞き取ったあと、挙手して答えてもらったり、指名して答えてもらい黒板にその内容を図示して行きます。

→セリフの一部が出て来たら、吹き出しなどでかき込みます。

→出来るだけくわしい内容を書いた後、もう一度CDを聞きます。

→CDの後について練習します。(出来るようならシャドーイングで)

→ペアを作り、片方だけがテキストを見て言います。(相方はテキストを見ずに。できないときは、ヒントをもらいます)

→交代します。

○リスニング力を高めるのに意外と効果のあるローテク書き取り

 リスニング力がどうしても伸びない時にやってみると意外と効果があるのが書き取りです。学生が英語を聞き取れない背景には、英語の単語を知らないとか文構造がわからないという基礎力の欠如が隠れています。テキストを見ながらの書写でも、回数を繰り返すことで語順が身に付きますので、ややこしい文法の説明は抜きにして書き取り練習を行ってはいかがでしょうか?

→テキストのダイアローグを教師がゆっくりとリズムに注意して読みます。

→学生はその後につけて、音のつながりなどに気をつけて読みます。

→2、3度繰り返します。

→英文を見ながらノートに書き写します。学生の緊張感を高めるために、時間を5分間とか10分間とか切ってやるとよいでしょう。(学生のレベルによっては、終わった後に交換させてチェック。間違いを発見したらポイントを与えるなど)

→1回の書写では力がつかないようなら、10回書き取りをさせるのも効果的です。

見えない学力(英語を書き写す忍耐力)がないと見える学力(単語を暗記したり、聞き取る能力)はつかないものです。英語が全くわからない学生は、単語と単語をくっつけて書いてしまったり、文頭を大文字で書くことをわすれたり、bとd、pとqを間違えたり、aとo、fとt、hとn、mとn、nとuとvを区別して書けないことがあります。

→CDを利きながら暗写させます。英語と音のつながりが結びつきやすくなり、聞き取り能力が向上します。

For advanced learners

○ミニドラマコンテスト

テキストを使って、問題演習、穴埋め、文法練習が終わったらダイアローグを活用してペアを作り、教室でミニドラマコンテストはいかがですか?仲間が生き生きと英語を話すところを見ることでモチベーションが上がります。

→事前準備としてCDを何回も聞いて英語のリズム感をとらえて言えるように練習します。

→3人組にしてプロンプター(セリフを忘れた時に助けを出してくれる人)を採用すると俳優役は安心感が増しますし、全文暗記のきっかけにもなります。

→小道具があれば用意するともっと臨場感が出ます。

→身振り、手振りを入れて英語を話すようにうながしましょう。身振りや手振りを入れることで、英語らしさが強調されたり言語のチャンネルが日本語から英語に転換しやすくなります。

→内容は多少間違えても、「出来るだけリズム感のある生き生きとした英語」になっているかどうかをポイントとすると盛り上がります。

→アドリブOK。

→投票でベストアクター&アクトレスを選ぶとさらに楽しくなります。

さらに…

→結末を変えてみる。

→出て来た表現を参考にオリジナルで作ってみる。

などやりますとcreative writingの練習になります。

○台本ジグゾー

 読解力を鍛える訓練になりますが、CDを流しながらやるとリスニング力の強化にもなります。

→スクリプトをコピーしてスピーカーごとに蛍光ペンなどでマークします。

→バラバラに切り離してスピーカーごとにまとめます。

(→別の班と交換した方が切り方による再生にならずにすみます)

→会話が流れるように並べ替えて元のダイアローグを完成させます。

 

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