多聴多読を取り入れて

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By 中西貴行(常磐大学 人間科学部)

私の担当する上級英語では、前期にCubic Listening: Check In, Check Out. 後期にCubic Listening: Closing the Culture Gap.の2冊を使用しています。今回は、その上級英語で実践している教科書の使用方法や多聴多読の取り組みを紹介いたします。

まず、初回の授業で各学期に教科書を1冊すべて終わることを説明し、授業の流れに入ります。この教科書を選択した大きな理由の一つに「学生が教科書の音声にインターネットで自由にアクセスができる」ということがあります。その利点を十分に活用するため、学生をCALL教室に連れて行き、インターネットからどのように教科書の音声にアクセスするのかを丁寧に説明します。マクミランのホームページに「マイスクール」という欄があるので、そこに該当教科書を設定してもらうとより簡単にアクセスできます。

音声へのアクセスが理解できたあと、第2回の授業に向けて宿題(units 1 & 2)を出します。授業では時間節約のため、できるだけ音声を聞かず、学生は必ず授業に向けてしっかり音声を聞き宿題箇所を終えてから授業に臨む必要があります。授業では、わからないところや間違えたところのみをCDで再生し、再度確認。どのように聞き間違えていたのかがわかるまで何度か再生します。この流れの良い点は、学生は自分で予習をする際にもわからないところがあれば何度も自身で聞き直すことができ、授業後にも復習として取り組むことも可能な点です。授業で教員の持っている音声を流すだけのリスニング授業ではこれができず、聞く回数も減り、学生がわからないことがわかるようになるのは少々難しくなります。CD-ROMがついている教科書なども多々ありますが、パソコンでその出し入れがないというひと手間が省けただけでも学生には大きいものです。

 

この上級英語では、教科書の使用の他に行っていることがあります。それは多読図書の使用です。多読図書を使用することで多聴と組み合わせ、相互の力を相乗的に向上することが期待できます(Nakanishi & Ueda, 2011)。写真にあるように常磐大学では、多読の図書を1つの場所にまとめ、すべての本の裏に語数を示すシールが張られています。そして、graded readerなども出版社ごとにわかりやすいようにポップが出ており、どこに何があるのか一目瞭然です。

このように私の授業では教材を1つだけ使用することはなく、英語のインプットをできるだけ増やすように心がけ使用教材を組み合わせています。

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